すっぺーな、あさたろう!
- その四十六 あばよ、こもも*1
待ちに待ったエピソードでした*2
京都まであと少し。にぎやかな市*3で、はじめて見るビードロに心弾むあさたろうだったが、対するこももは気もそぞろ。早く先を急ごうとせかす。いつもは物見高いくせに。と、そこに怪しい人の影。三人いったん路地で煙に巻くも、一転、桃の色したお爺さんにとらえられて―
「姫様!」
「ちょっと、その呼び方はやめてよ!」
それもそのはず、こももはこの町の料亭のひとりむすめ。好いてくれた大名様へ断りのことば見つからず、黙って家を飛び出し幾星露か。ふーん、と、にきち。舌が肥えていたのは、そのせいだったのか―
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ドキドキしているこももちゃんは、とてつもなくキュート、で、妙に色っぽいな。はらり解けた包帯を追うふたりの手がそっと触れ・・・・・・って、一瞬自分が何の番組見てるか分からなくなりましたよ!一方、大名様のアプローチはちょっと鬱陶しい・・・・・・。いちど断ったんだから、察してあげて〜*4