5月25日はグーフィーの誕生日だった

グーフィー」といえば、初代声優ピント・コルヴィグが歌う"The World Owes Me a Livin'" は、シリーシンフォニー「アリとキリギリス」で、コルヴィグ扮するキリギリスがバイオリン片手に歌う劇中歌ですが、「ボクはこの世界に借りなんてないのさ〜♪」てな歌詞はとても呑気だが突き詰めると虚無主義が見え隠れするという、非常にグーフィーらしい良曲だと思います*1

思い返せば、オリジナル声優さんちによるファブファイブたちは劇中よく鼻唄を歌っておりまして、なぜならあの時代(30〜80年代)のカートゥーンスタジオは生身の俳優に倣い、往々にして自分のとこのキャラクターに「スターシステム」を用いていたんですね。だから自分たちの所属事務所の往年のヒット曲を歌っていることが多かった。あれは良かった好きでした。今もこれからもそういう演出は続けて欲しいけど、どうなんでしょうね。

*1:ただしこの歌は同作品オリジナル曲と言うわけではなく、"The world owes me a living"という言い回しは古くから使われることばです。歌だけではシャーリー・テンプルの歌うバージョンのほうが有名かもしれません。 http://www.youtube.com/watch?v=WHPWjaSCXTw