“I’ll reach to the nowhereland” または、扉を開く鍵はじぶんの手のひらに

ファンタジーは目に見えないから、わたしは下へ下へ降りて降りて秘密の太陽を探すのね。

「運命は織物のようだ」とメリダが言うように、こうしてわたしは自らの物語を紡ぐのだし、その糸の染め色を、わたしの意志で選ぶことができるのは、また幸福なのだと思う。

知らないことがたくさんあるのは素敵なことで、旅に出るとわたしは針のように神経をとんがらせて皮膚と心ぜんたいで刺激を受けるが、やがてその刺激が刺激でなくなったとき、わたしはそれを享受し、血となり肉となり自分の見えない一部になることを実感する。



わたしはまだ未熟で、世界は異質で恐怖で、美しくまたかくも優しい。


成長していきたいと思う。まっさらな心で向き合っていきたい。