その二 出会いの宿場町


『でっかい男に なってやるぜ』と、やってきたのは花のお江戸*1。処は賑わう日本橋。どこからともなく可憐な歌声、耳かたむければ、三味線かきならす門付ひとり。いい歌だねぇ。お兄さんそうかいそれならばと心付を無心されるも、ぽっと出のあさたろう。何がなにやらさっぱりわからない―


というわけで、こもも初登場回。あらためて見ると彼女はあさたろうよりずっと世間知があり、ほどほどにスレていて、ドライ。意外に現代っ子です。中1くらいかな?つんつんしててそっけなくて(現行放送だと既にデレまくってるため、ギャップがなんとも・・・)、ういういしい、かわいいです。ときめかせてもらいました。
対するあさたろうは、田舎者のにーちゃんなんですねぇ。チョロイチョロイ。ふふふ、にきちが小悪党だぜ。





旅は道連れ世は情け。おあつらえむきに此所は日本橋。せっかくだから東海道を歩きましょうよ、と、にきち。そいつはいいねぇ、と、あさたろう。こうして旅がはじまった。そんなふたりをたもとから、そっと見守る門付ひとり・・・・・・


・・・と、おおお。ここでオープニングのカット*2にピタリとはまるわけですな。江戸時代、この橋上にたたずめば、江戸城と富士山をいちどに見ることができたのでしょうか・・・・・・あさたろうのように。

*1:古くから街道の起点であった日本橋のたもとには当時から様々な商店が軒を連ね、大変活気のある場所であったとこのこと。日に千両動くと言われたとか!

*2:日本橋:群集の中、付かず離れずの各々の顔が夕陽に染まる。すごくドラマティックです・・・