その四 おまんじゅうは恋の味

「いいおとこねぇ」うっとり、こもも。ふりかえれば、もち肌色白やさおとこ。「けっ、ああいうのが好みなのかよ…」と、わたし(と、にきち‥‥)。





ライバル同士(家単位で)の恋仲とは、まるで『ロミオとジュリエット』ですね。ちなみに終始登場する、塩気のきいたもち米の“皮”にくるまれた甘さひかえめの『よねまんじゅう』は、現存するお菓子*1 *2ですので、(自分をふくめて)気になった方はご賞味を!また、劇中に登場する同業他社で競合の鶴屋と亀屋はかつて実在したまんじゅう屋。現在は無いようすですが、察するに脚本家さんたちはここからインスピレーションを得たようすですので、なかなか面白い事実関係ではあります。