ギリシャ アテネ その1
ケイタイにメモってた日記をそのままup...
- 1〜2日目
スーツケースがなくなってしまった*1。つらい……。まあ、先発組が同様の目に合っていたのでそこまで驚きはしないけれど。
ところで、アテネにいる実感はまったくありません。ディズニー映画『ヘラクレス*2』に出てきたような文字が、スイス滞在時同様かなしくなるくらい読めないですがなんか慣れた(読めない現地語を、まぁ、いいか…とスルーする『スルー力』、よくないな……)。ビュッフェで食べた春巻みたいなお菓子は狂おしいほど甘い。
朝はワークショップ、午後はビーチで読書(読んでいたのは筒井康隆の『虚航船団』です……ビーチで読むもんじゃないかも)&昼寝も早々にスーツケースのステイタスチェック。進展なし。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1992/08/28
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 851回
- この商品を含むブログ (85件) を見る
ホテル向かいにゼネラルストアがあると聞いて、なんか足しになるかもと出かけてみたが、ホコリをかぶっているばかりであまり何も無く(なにしろ色褪せた『ザッツドナルド』グッズがあるくらいだから!軽く10年以上は経っていると思う)、キャットフードが大袋で量り売り。店番のおばあちゃんはぜんぜん愛想がないけど、なんていうかわたしが子どものとき駄菓子屋にいたタイプの人。懐かしい雰囲気。
夜は若いワインとウゾーを原液で。……うーん。シャンパン飲みたい。仮にも、パーティーなんだから。
ギリシャ料理はおいしいです。海産系やナッツを用いたものが多い。デザートは、試してみるけど、どれも甘くて舌が焼けそう。ハチミツ系多し。
- 3日目
パルテノン神殿と国立博物館へ。『ドナルドダックのさんすうマジック*3』を思い出す。黄金率と弦楽器の幾何学的関係−
神殿はRPGに出てくるステージみたいで、現にそこに居ても実感が全く沸かない。だから写真を多めに録った。
『ヘラクレス』と『ファンタジア』の田園交響曲パート、あと、留学してたときに課題図書として与えられたハーレクインもどきの小説。世界史―。わたしのギリシャについての知識は本当に限られていて、情けない。ついつい英語を話している見知らぬ人の解説に耳をかたむけてしまう…が、英語圏の人だってすごく少ないし、当たり前だけどギリシア語と、スペイン/ポルトガル語?、イタリア語あたりが多い気がする。仕方ないから鑑賞に戻る。
ここは今年6月にできたばかりのモダンなミュージアムで、彫刻なんかの欠けた部分はそのまま空間や通路になっている。まるで不完全なパズルみたいだけど、わたしたちの想像力をかきたてるのには十二分に効果があって、たとえば獅子が牡牛を組み伏せている像は、せいぜいそれらの足元くらいしか残っていないのだけど、それだけで十二分にダイナミックな代物であったし、金属でできた『踊る女神』は平等院鳳凰堂の供養菩薩像みたいだと思った次第。わたしにとっては、スイスで見た宗教画より奔放で、ずっと面白い。
*1:正しくは、無理矢理乗り継いだので、スムーズにアテネに到着しなかった
*2:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00023PJG0/hatena-ud-22/ref=nosim