「わたし、カレーって辛いからカレーなんだと思ってた!」byラブ

映画*1見てきました!


しょっぱな、オープニングテーマを一生懸命口ずさむ場内の女の子に感動して涙んでしまった。そのまっすぐに大好きな気持ちに。私も家だとプリキュア見るたびにオープニングいっしょに歌うけれど(痛いだけですが)、これはそんなのとはもう明らかに、無条件に違う。だってわたしは大人だけど、むこうは子どもだから。子どもの心は混じりけの無い透明な水みたいだと思う。よくわかんないけど目頭が熱くなる。だらだら書いちゃったけど、詰まるところこういう反応が出てしまうと私は年を重ねた、というか老けたなぁと実感する。

以下、メモです。箇条書きですみません。

  • 通算7作目となる今回はオモチャの国が舞台。手堅いストーリー構成なうえ、遊び心とサービスシーンも忘れない。劇場で配布する小道具への配慮も、過去の反省を生かし新しい試みを忘れない姿勢は感心しました。
  • 前シリーズに比べ、フレッシュ〜のサントラは電子音多め。人工的なサウンドは台詞や効果音でどうしても隠れてしまうから、テレビだと意識して聴くのはなかなか難しく、もどかしくもあるので、劇場で聴くハイクオリティなサウンドは嬉しい。
  • オープニング(劇場ver.):テレビ版は切り貼り/後付け/合成が多いですが(時間なかったのかも)、劇場版はさすがに違った!きちんと場面の流れが繋がります。ああ、こうしたかったのね―っていうのが分かる。テレビもこっちにすればいいのに。てか、なりそう。
  • パジャマパーティー:中学生にもなってパジャマパーティーってなんか幼いような気もしますが、みんながパジャマ姿でガールズトークするのは可愛いから許す。でもお風呂も入ってないうちからパジャマで夕飯食べたり、ラブんち家族と歓談してるのはなんか不思議でした。パジャマ、汚れない?あと、せっちゃんが作ってたのは豚汁?
  • ひとしきり枕投げの後、話題はこんどの町内バザーに移ります。ここで衝撃の事実。せっちゃんは占い道具をラブんちに持ってきていた!しかも売ろうとしている……!!なんかそこんとこ、詳しく知りたいのですが・・・あ、脳内で妄想がものすごいことになってる。
  • オモチャの国にたどり着いた御一行は大ボス立ち向かう為、なりゆきで自ら双六のコマとなり異世界へ送り込まれるはめに―。半強制的な案内人の導きのもと、各キャラクターが異世界へジャンプするくだりは、5GOGO!の36話「危ない!ファイブDEチャンス!*2」のアイディアが活かされてるのかな?フレッシュ劇場版のそれは、未知の世界へたったひとりで飛び込まなきゃいけない状況における、各々の個性がよく分かるシーンで、なかなか興味深いものでした。

ラブ:子どもたちを救いたい一心で後先考えずに飛び込む。
ブッキー:頭で考える前に歩み出る(ごちゃごちゃ考えちゃうと踏切つかない自分を知ってるから)。
ミキたん:「気力も覚悟も根性も瞬発力もアタシ完ぺき。一体何を迷う必要が?」気迫で即決GO!
せつな:状況を冷静に判断。速やかに行動にうつす。

  • 異世界はいろいろサービスでしたが(特に蒼い人とせつな。アカルンでチート技連発&「チェックメイト☆」の台詞には笑った)、ラブのカンフーは見ごたえ十分かと。
  • 大ボスの中に自分の大切にしていたおもちゃを発見し気落ちするラブ、と、それを激し奮い立たせる幼なじみ2名+せつな:実はプリキュアの中でもひときわ精神力が脆いラブやん。アメとムチ関係な幼なじみ3人組の、バランスの良さが分かるシーンでした。本編で語られないこまごました事も、ここで補完。
  • エンディングテーマ前のショートは感性が若い演出だったので、なんとなく松本さんかな?と予想。本編は言わずもがな、王道まっしぐらな作りなのでこういうのがあるとスパイスになっていいですねー。
  • エンディングも豪華劇場版。ああ〜クレジットも気になるけどダンスも気になる〜〜。劇場仕様のラブやん、アップかわいくてしあわせな気持ちになれました。そして驚きの春サプライズ*3!転じて、来期もフレッシュ続投かと勝手に予想。またみんなに会える!おなじみの(そして少し懐かしい)全員集合絵のフレッシュ〜面々も、川村氏が麗しく描き直していたような気がしますが・・・いかんせん突然で驚いたのと一瞬だったので記憶があやふや。公式サイトできてますねー。うん、これは女神だ。ひゃっほう。


<追記>
“捨てられたオモチャを題材にしたアニメ”といえば「悪魔くん」劇場版「ようこそ 悪魔ランドへ!」*4とディズニーのシリー・シンフォニー・シリーズ「捨てられた人形*5」、それから(ちょっと違うけど)「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」あたり思い出しました。