モラトリアムの下で明日を見て、背伸びして

とある科学の超電磁砲*1も、16話まで視聴したので、ざっくり感想メモをアップします。

これ、スピンオフなんだよね?関連作品を把握して無いので、そういうミステリアスな部分も興味をそそられます。だんだん「知っていく」ってプロセスも楽しいのよねぇ・・・



  • 御坂は「レベル5」という高レベルの能力者であり、この世界ではエリートのような立ち位置って印象。でも所せん中二なので、まだまだ人の弱さや痛みを知らないように見える。悪気はないけれど上から目線というか…。だけど素直でざっくばらんな性格ゆえ、あまり嫌味には見えない。


  • 黒子かわいい、かわいいよ。はじめはなんて変態だと思ったけれど。意外とボケるし、クール。この声と異常性と正義漢のギャップは、相まってどんどんクセになります。それから、ビルの谷間をぬうようにテレポートして先を急ぐようすにはときめいてしまった。素直に羨ましいなぁ、こういう能力。

  

  • いつも自分を鼓舞しきれず劣等感にさいなまれる佐天さんの笑い声は、カラカラよく通るからよけい切ない。ていうか佐天さん負けるな!がんばれ!

それから、ここではないどこかに自分の居場所を探してしまう登場人物たちの心持ちはよくわかる。そんな風に考える時期って、あるある。差こそあれど、私自身も、いわゆる「先端の都市開発の技術や知識を駆使した大規模な開発計画に基づいた学園都市」に在籍していたし、そこの寮生だった経験があるので、佐天さんたち無能力者のやりきれない思いは他人事とは思えないかんじがする。いやぁ、「学園都市」という見えない壁に遮られ圧迫され、学生は時としてドツボにはまるのですよ。
 
美琴や黒子のような子が稀なのだ。恐れ知らずというか、若さゆえの、過度な自信というか…自分のことを、どこか金の卵だと信じて疑わない風情の彼女たちが。