#41 妖精が変身!?プリキュア劇団はじめました!!

ああ、なんだか辛い。先生の心の花が萎れたことがなんだか他人事じゃない気がする。

人形劇に見立てたお芝居がほほえましかったり、幼稚園児たちとプリキュアごっこしてるのがパワパフみたいだったりするのが今回の見所だったと思うんだけど、ね。

でも、「難なくできる」第三者の登場は心が折れるんですよ。先生だって伊達に先生やってるわけじゃない。きっと方法は知ってるんでしょう。でもそれができない。わかっててもできない自分へのいらだち。やっても成功しなかったふがいなさ。校舎の外でしゃがんで噛み締める情けなさ。なんだか、大人のデザトリアン化は見ていて辛いです。

でも子ども達は、お客さんの「お姉さん」よりも、いつもそばにいてくれる先生を選んだ。

「あなたの代わりはいない」「だから、自分を見失わないで」

今回は、被害者の先生と、プリキュアの説得、周囲を囲む人たちへの理解とが綺麗につながった、久々に「ハートキャッチ」らしいお話だと思いました。アクションもカッコよく、それぞれが連携して技を繰り出していくところなんかを見ると、彼女たちの戦いっぷりも年季が入ってきたなぁとしみじみします。