パリの教会の思い出

パリでもクロアチアでも、写真撮影のため、よく教会に行ったのですが、わたしは信者でもないですし、どのくらい撮れば利用者の迷惑にならないか、不敬にならないか、そればかり気になってあまり写真が撮れませんでした。
人を見るのも、なんだか悪い気がして、光ばかり撮っていた気がします。
しかし、海外にいるとキリスト教の人が主催するパーティーやお祝いの会(成人のお祝い)に呼ばれごちそうになることが多く、はたまた事故になったときは緊急病院に運んでもらったりして、お世話になってることが多く、身近でないことも無い存在です。

そういえば、日本では教会に足を踏み入れたことすらありません。


良い機会なので、少し勉強しようと思いました。とりあえず「純潔のマリア」から。

純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)

純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)




教会と言えば、パリのマレ地区に行ったときの話。ユダヤ人の地区があったのですが、中世の暗黒も、第二次大戦の迫害の歴史も、すべて吸収して今ここにそびえ立つその古いユダヤ教会を前に、中学生のころ「アンネフランクの日記」に共感していたわたしはひそかに感動しました。当たり前だけど、机上の世界ではないのですね。世の中って面白いなぁ。