不思議の国のファンタジア。アヒルも

イクスピアリでディズニー映画のリバイバル上映を見てきました。館内は、ディズニー音楽(アラン・メンケン中心)が流れていてとてもいい雰囲気でしたよ!いるだけでテンション上がりっぱなし!


不思議の国のアリス
まさか劇場で見れる日が来ようとは!!
いちお当日売り切れを恐れ、前もってチケッティングしたのですがそんな心配は杞憂に終わりました。客がわたしたちのほかに誰もいなかったんですから。
おかげでミュージカル・シーンで一緒に口ずさんだり、劇中「すごい」と「かわいい」とか意味無い感想を連発したり(同行人ごめん)で、自宅で見るようなペースで楽しむことができました。いやはやアリス独り占めとても贅沢だった。印象に残ってるのはトランプのシーンです。トランプや女王を際立たせるため背景が白黒だったのに、今日はじめて気がつきました。
吹替えだったのですが、旧版をベースに一部放送禁止ワードを同じ声優さんで吹替えてあるみたい(イカレ帽子屋、殺されちゃうなどですね)。今出回ってるバージョンなのかな?土井美加さんは永遠のアリスだよね。





■ファンタジア■
観客は私たちを入れて15人ほど。
ファンタジアは、子供のとき見たディズニー映画の中で、はじめて見た日のことをはっきり覚えている数少ない作品です。それだけ衝撃的だった。たしかに最初の抽象画のシーンとかすごく眠いんですが(今日見てもよく分からなかったし)、「くるみ割り人形」のシークエンスは当時から特に好きで、当時も今も「どうしてこんなに美しい映像を作り出すことができるんだろうこの人たちは!」と、いつ見ても思うことも同じ(笑) 妖精たちは言うに及ばず、光に反射する雪の結晶やクモの巣、植物の綿毛が、こんなにもドラマティックですばらしいだなんて、きっとこれを作った特殊効果部の人たちは魔法使いだ、と、半ば本気で考えてしまう。

以下箇条書きメモメモ
・これがウォルトこだわりの「ファンタサウンド」かっ!
・字幕が劇場用!しかも少し古い!(いい意味で)
・サウンド・トラック君てかわいいよな。
・ワニはカバが食べたいのか、ダンスのパートナーにしたいのか、どっちなんだ
バッカスはもかく、キスされて喜んでるロバはかわいいな
・・・それにしても、当時これを見た観客は度肝を抜いただろうなあ。大半の人はワケが分からなかったんじゃないだろうか。





■ドナルドダック短編集■
観客数15人くらい。なんと字幕無し原語放送でした(なんてステキ!)
以下、上映作品のテキトーな感想です(一部作品のみ)


かしこいメンドリ
まさかこの作品を間近で見る日が来るとは!いつになくヒヨコたちの白スニーカーが眩しかった。
べつのことつらつら考えてました・・・・・・。ああ、これを当時上映したとき、お客さんはドナルドを見て大笑いしたんだったよなー、とか、でも大恐慌で大変だった時代だしなー、とか。



「ドナルドのメキシカンドライブ」
ドナルドの手が遊んでるのとか"Hi toots!" "Doggone" なんかの決まり文句とか予備動作とファイティング・ポーズとおしりとかがスクリーンで見れたのはとても満足です。いつ見てもナッシュさんのデイジーは野生的で面白w



「ドナルドのラッキーな一日」
のちにドナルドものの漫画で有名になるカール・バークスが参加した作品てとこがポイント高いです。なんとなく悪役がビーグル・ボーイズっぽいとか、ジンクスに左右されるドナルドはのちのグラッドストーンかも・・とか妄想できるよ。ネコとケンカしてるのでナッシュさんのネコ声(かわいくするとフィガロになる)とかドナルドの犬の鳴き真似声とか堪能できました。




「南極探検」
グーフィーの尻芸がアップで見れました(笑) グーフィーが劇場で見れたことに、まさかの感動。ロジャーラビットが映画で「グーフィーは天才だ!」と言ってるのを思い出したり。たしかに大スクリーンで見ると迫力が違う。






1934-40年までの作品と言うことで、3人のジャックやロイが参加して、もっともっと面白くなってくる40年代中以降の作品は上映されてませんでしたが、欲を言えば1937年の「ドナルドの博物館見学」入れて欲しかった!あれは博物館内のデザインもアールデコでかっこいいし、チャップリンのパロもあって面白いのに。でもじゅうぶん満足でした。短編映画を劇場で見ることができるなんて、夢のまた夢だと思ってましたから、本当に満足です。