第3話『ジャジャ〜ン! 響は音楽嫌いニャ?』

いいまゆげだね。

北条家は、お父さんは音楽教員、お母さんはバイオリンの演奏家で、今は海外へ演奏旅行中だそうで。家事はお父さんがやってるのかな。

今回は、響の音楽嫌いを直すお話。昔はピアノが得意だった響が、どうしてぱったり嫌いになったのか―って、いやコレはお父さんが悪いでしょ。遊園地の約束をキャンセルしてまで代役をやってくれた娘を、まずは褒めなきゃ。説教はその後だ。

ああもう!娘を泣かしちゃったよ!お父さんは音楽的には天才かもしれないけど、親としては失格だよ!

5年前の出来事がここまで尾を引いたのは、"お母さんの不在”というのも大きいのだろう。母親がいればフォローぐらいしただろうに。奏の時といい、響には"相手の気持ちを確かめて傷つくのが怖い”という臆病さがあるようすで、そんな響をなんとかしようと、奏が家に乗り込んくる。
奏:「響は、ドアを開けようともしてないじゃない!」

奏も青いね。前回で仲直りした響と奏ですが、今回で初めてふたりの本来の姿が見られた感じ。奏の説得に心を動かされ、響も現実と向き合う気持ちに。



うひょー

"ふたりはとても仲良しです”なんて言葉で説明されるより、ずっと雄弁な「差し入れのケーキをもりもり食う響」の図。

こんなさり気ないワンシーンが、ふたりの気のおけない関係を表してるみたいで好き。"目に見えない「風」をアニメーションで表現するには木の葉を使えばいい”とは、たしか『ポカホンタス』製作時のグレン・キーンのことばだった。だったら友情や愛情を表すには、人物の行動で測るしかないと思う。



あと、ハミィかわいいですね。扱われ方が猫レベルというか、割合ぞんざいにされてて素敵。