わたしからはなれていく者は、すべて消えてしまうがいい

最終回(前編)の感想です。だいぶ遅くなりました。


用心棒に身を落とし、いちどは諦めた愛娘の行方― しかし、ようやく出会えたわが子はその“先読み”の才を買われ、賊の一味に成り果てていた。再会むなしく「おまえなぞ死んでしまえ」と吐き捨てる娘に、いちどは心破れたきゅうべえだったが・・・なまぐさ坊主のことばで愛に生きる決意を固める・・・・・・

今回は、そんなキュウちゃんに「ぬか漬けの刑」が迫る、の巻。さあ、盛り上がって参りました!

  • その四十七 大決闘 湖底の砦

きゃああ。ピリリと粋なご都合主義に、破天荒なチャンバラ。腹の虫がおさまらないこももにキュンキュンさせてもらって、艶っぽいお菊姐さん*1にハラハラさせてもらう。なんて贅沢三昧!
お菊さんは頭領、光雲斎の恋人なのかしらねぇ(あんまり突っ込むとキュウちゃんに気の毒かも)。咄嗟に手下の心の細を見抜くなんて、彼は謀反には五月蠅いんですね。また、大砲を積んだ船や爆竹、ヌンチャクを自在に操る彼らは倭冦と親しかった―あるいは倭寇そのものだったのかもしれません。

彼もお菊さんも不良さながら着物をだらしなく着崩し、派手色のポイントメイクをしているところが気になります。傾奇者*2だったという裏設定があったら面白いな。対するこももは清楚な町娘姿ですもんね。髪型も、娘結だし。



必死の形相のお菊さん*3が、殺人的切れ味を誇るムチ(見た目はキュウリのツルなんですが、すごい怖い&かっこいい)を振り回し、あさたろうに勝負を挑んだところで、幕。次回へつづきます。

*1:キュウちゃんの娘

*2:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%81%8D%E8%80%85

*3:やっぱりこの人は「サムライジャック」のイクラに似ている・・・